はげちゃんの世界

人々の役に立とうと夢をいだき、夢を追いかけてきた日々

第6章 脊柱管狭窄症を克服

腿の痛みとしびれが強くなり、歩行時は脂汗がにじみ出して10m毎に休まざるを得なくなりました。書店で購入した「壮快」で脊柱管狭窄症の発症原因を学び、紹介されている解消法を続けると、2014年に奥入瀬を散策など3日間で5万歩も歩けました。

1 整形外科医の診断

2011年の春、歩いているときに両太腿のだるさを感じました。しだいに痛痒さが感じられるようになり、歩くことや立ち続けることがつらくなってきました。夫婦で買い物に行くと、太腿がしびれて妻の歩行速度について行けず、頻繁に腰を曲げた状態で休むとしびれが治りました。

椅子に腰を掛けているときや寝ているときは感じませんが、直立した状態のときだけ太腿にしびれを感じます。むかしはよく見かけることがあった老人のように、腰を曲げた状態で歩くとしびれを感じないのです。

独身時代と結婚してからの二度、ぎっくり腰と呼ばれる椎間板ヘルニアを経験していますが、腰を下ろさずに重いものを持ち上げることはなく、前かがみになっても痛みは感じません。しかし、しだいに太腿のしびれが強くなり、歩行時は脂汗がにじみ出して10m毎に休まなければならなくなってきました。

整形外科へ行くと、血液検査とレントゲン検査が行われました。医師はレントゲン写真を見ながら「脊柱管狭窄症ですね。歩けなくなったら手術をしますから来てください。」といい、痛み止めの注射も鎮痛薬も症状緩和方法の説明もありません。

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2 発症原因の調査

整形外科医に見捨てられて、書店で内容が信頼できそうな「脊柱管狭窄症」について解説している本を探しました。壮快の2011年12月発行の2月号で、日本赤十字社医療センター脊椎整形外科部長の久野木純一先生が脊柱管狭窄症の基礎を解説されています。

脊柱管狭窄症の患者さんの場合、歩き続けたり、立ち続けたりすると、足や腰の痛みがひどくなります。しかし、しばらくしゃがんだり、いすに腰かけたりして休むと、痛みやしびれが治まって、再び歩いたり、立ったりできるようになります。(37ページ)

休むと、症状が治まるのは、腰かける姿勢をとったりして、前かがみになると、脊柱管の狭まっている部分が広がったり、ゆるむためです。この結果、痛みやしびれを引き起こしていた神経根や、馬尾神経、靭帯への圧迫が弱まり、血流が回復し、症状が和らぐのです。(37~38ページ)

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解説されている症状に合致するので、脊柱管狭窄症のもっとも典型的な間欠性跛行と思われます。50代から70代で発症することが多い病気で、原因は加齢によるとされていました。続いて、脊柱管狭窄症の最新根治手術の解説で次のように述べられています。

手術については、私自身は積極的にお勧めすることにしています。手術は早めに受けたほうがよいという考え方です。(40ページ)

というのも、症状が悪化して、例えばマヒなどの症状が生じてから手術を受けても、完全によくならないことがあるからです。足のしびれが残ったり、筋力低下がそのままであったり、痛みが多少なりとも残ったりすることがあるのです。(40ページ)

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3 生活習慣の改善

手術でしか治すことができないのかと、がっかりしながら読み進めました。帝京平成大学健康メディカル学部教授でスポーツ整形外科が専門である、渡會公治先生の「楽々できて痛みもしびれも即解消」が掲載されていました。

そもそも脊柱管狭窄症という病気は長年の生活習慣が積み重なって起こるものです。ふだんの姿勢が悪かったり、運動不足であったりするなど、いわば悪い生活習慣を長い年月続けた結果として、発症する/しない、痛みが出る/出ないの差が生まれてきます。(42ページ)

脊柱管狭窄症の引き金となった悪い生活習慣を改め、正しい体の使い方を覚えて適切なトレーニングを続ければ、難治とされる脊柱管狭窄症が改善することも期待できるでしょう。(42ページ)

渡會先生は、体幹を支える筋肉を強化して背骨をほぐすことを勧められていました。体幹を支える筋肉を強化するにはスクワットが適していますが、パソコンを使うときはバランスボールに腰かけました。不安定なボールの上に腰かけると、いつもと違う筋肉を使ってバランスをとるので姿勢の矯正にも良いといえます。渡會先生は、

うつぶせの姿勢になり両足をそろえてひざを立てます。その両足首を左右に交互に倒していきます。ちょうど車のワイパーのような動きです。このとき、最初は、両ひざの間に少し空間を開けておきます。これを5~6回繰り返しましょう。(44~45ページ)

続いて、同じ姿勢から同様に足首を左右に倒しますが、この際、両ひざ両足首をぴたりとつけて、一本の棒のようにして同じ運動を行います。(中略)運動としては、かなりきつく、背骨をじゅうぶんに動かすことができます。同様に5~6回繰り返します。(45ページ)

    うつぶせになり両足を立てた姿勢    両足を左右に振っている姿勢

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4 下背のストレッチ

続いて、竹谷内カイロプラティックセンター院長で整形外科医の竹谷内安修先生は、「30秒でできる足抱え体操」を紹介されていました。

足抱えは、あおむけに寝た姿勢で行います。両ひざを曲げ、両手でそれぞれ両ひざをもって、ひざが胸につくくらいまで近づけてください。(46ページ)

次に、両手のひらを組んで、両ひじをまげ、ひざをさらにグッと抱え込みます。抱え込んだらそのままの姿勢を20~30秒保ちます。その後、元に戻します。(46ページ)

体がかたく、ひざを胸につけられない場合は、無理をしなくてもけっこうです。両ひざを両手で持って、できるだけ胸に近づけましょう。できるだけ近づいたところで、その姿勢を20~30秒保持するようにすれば十分です。(46~47ページ)

これを1セットとして、3セット繰り返します。朝晩一回ずつやるようにするといいでしょう。ひざを抱える際に、座布団を折って、お尻の下に敷くと、腰をより大きく丸められるので、効果が出やすくなります。(47ページ)

トレーニング・アドバイザーの花岡美智子著「スポーツ別筋力トレーニング最強バイブル(ナツメ社)」の、部位別ストレッチで紹介されている「下背のストレッチ」と同じ運動でした。

下背のストレッチ  仰向けに寝て、両仰向けに寝て、両膝を抱えた姿勢膝を抱え込んで丸くなります。両手でヒザを胸に引きつけて、限界まできたら、そのまま保ちます。(41ページ)

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5 三日間で5万歩

壮快の2011年12月発行の2月号には、様々な脊柱管正作症の痛みとしびれの解消法、体験談などが掲載されていました。ここで紹介したのは、もっとも自分に合っていた二つの方法で、現在も続けているしびれの解消法です。ただし、運動の回数は独自の考案です。

2011年の1月から足を抱え込む「下背のストレッチ」と「背骨をほぐす運動」を始め、パソコンに向かう時はバランスボールに腰かけるようにしています。始めて2~3日後に太腿のしびれや痛痒さは消え、買い物中に妻の歩行速度にもついて行けるようになりました。

2011年の秋に開かれた中学時代の同窓会で、まったく同じ症状の脊柱管狭窄症で悩んでいる同級生がいました。背骨をほぐす運動と下背のストレッチを伝えると、翌年の同窓会で痛みもしびれも治まり高齢者の徒競走へ出るので練習していると喜んでいました。

2014年の6月24日は札幌から青森県十和田市の焼山へ行き、25日は子ノ口から石ケ戸までの奥入瀬渓流8.9kmを散策して青森市へ戻り、26日は弘前市の弘前公園を散策して青森経由で札幌へ戻りました。歩数計の記録は3日間で5万歩、太腿のしびれと痛みは感じませんが少々疲れたというのが本音です。

     

脊柱管狭窄症で太腿がしびれるときは、背骨をほぐす運動と下背のストレッチを朝夕試してください。私と同様の効果が現れることを祈っています。

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