はげちゃんの世界

人々の役に立とうと夢をいだき、夢を追いかけてきた日々

第11章 防災減災の啓蒙

札幌市はマグニチュード7.8の月寒背斜断層帯による直下型地震を予測しています。西札幌背斜断層や野幌丘陵断層帯、石狩低地東縁断層帯も動く可能性があります。月一回発行の町内会広報紙(A四版4頁)で基本的な防災知識や情報を提供しました

1 平成21年度の提供情報

1-1 地域の助け合い(自助・共助)が大切

札幌市災害時要援護者避難支援ガイドラインに基づいて、平成20年度は二つの地域で「要援護者避難支援のモデル事業」が実施されました。

二つの地区は、要援護者の避難支援にあたっての基本的なルールとなる「災害時支え合いプラン」を策定し、収集する情報の利用目的、保管と共有先、要援護者への支援内容などを明記しています

宮の森は高齢者26名、障がいのある方4名で支援者は20名。八軒は高齢者110名、障がいのある方5名で支援者は156名が登録されました。

八軒の人材情報として、12名の各種資格や免許所有者、15名の避難場所運営協力者が登録されました。地域資源として、救助用資材を提供していただけるとの申し出があった企業8社が登録されています。(町内広報紙H21年9月1日号)

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1-2 火災報知機設置の詐欺

12月4日の11時頃、火災報知機設置を口実にした詐欺事件が発生しました。身長は170cmで30~40歳くらいの細身の男性が、白石区平和通に居住する女性(82歳)宅を訪れました。

「消防署の者です。火災報知機の点検に来ました。」と言いながら室内へ立ち入り、台所に設置されていたのであと五箇所必要と言います。近所で工事をしているから、それが終わってから取り付けに来ると現金6万5千円をだまし取りました。

消防署や警察署という言葉を信じず、身分証明書の提示を求めたり、玄関内に入れないよう注意しましょう。(町内広報紙H22年1月1日号)

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1-3 教訓を語り継ごう

6,437人が犠牲になった阪神淡路大震災から15年目となる1月17日。地震発生の午前5時46分に,約8千人が亡き人を悼む竹灯篭が並んだ神戸市中央区の東遊園地で黙とうしました。

命を守るための教訓を共有し、支え合う心の大切さを伝えようと集まった被災者たちは思いを新たにしていました。

全国的に一番対策が遅れているのは住宅と言われ費用的な問題のほかに「自分のところに地震は起きない」という考えが強いようです。でも、阪神淡路大震災で亡くなった方々の約八割は,住宅などの倒壊が原因と判明しているのです。(町内広報紙H22年2月1日号)

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1-4 交通事故に注意を

昨年の道内交通事故死者は218人でした。平成20年より10人減少し、交通事故死全国ワーストワンを5年連続で回避しました。札幌市全体でも総計を取り始めた昭和37年以降死者数は最小の25人となり2年連続で記録を更新しました。

昨年東札幌地区で発生した交通事故は69件で前年より6件減少しました。人対車6件、自転車対車12件、車単独4件、車対車46件,その他1件です。傷者数は76名で10件減少し、死者は1名でした。死亡事故ゼロ日数の起点は平成21年12月17日となりました。(町内広報紙H22年3月1日号)

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2 平成22年度の提供情報

2-1 忘れた頃にやってくる災害に備えを

1月12日、ハイチでM7.0の地震が発生しました。死者は30万人に達する予測で復興費用は1兆2千650億円と試算されました。もっとも被害額の大きい自然災害になりそうです。

南米のチリで2月27日にM8.8の巨大地震が発生しました。阪神淡路大震災の三百倍以上に相当するエネルギーで、死者者数と身元不明者数は799人に達する見込みです。被害が少ないのは建築の安全基準と国民の地震への備えがしっかりしているからと言われます

1960年に発生したチリ地震のM9.6が有史以来最大規模の超巨大地震です。このときの地震波は地球を3周したことが証明されています。日本も津波の影響で142名が死亡しました。

2004年12月にインドネシアのスマトラ島沖で発生した地震は、世界で2番目に大きなM9.3の地震で津波の死者は20万人となりました。地震直後に地球全体は約20~30cmの縦揺れが起き、地軸の位置が約7mずれたため、1日の長さが百万分の2.32秒ほど短くなりました。

今年に入って北海道近辺で発生したM5.0以上の地震は次の通りです。

 1月15日  十勝市長南部   M5.0
  1月16日  北海道東方置き  M5.1
  2月 6日  チェルボイ島沖  M6.1
  2月19日  チェルボイ島沖  M5.3
  2月20日  択捉島東方沖   M5.5
  3月 6日  北海道東方沖   M5.5

東札幌は30年以内にM6.7以上の地震が発生しても不思議でない地域です。事前の準備で被害を減らすことが可能です。この機会に身の回りをチェックしましょう。(町内広報紙H22年4月1日号)

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2-2 いつでも・どこでも・だれでも

北海道犯罪のない安全で安心な地域づくり推進会議の「安全安心どさんこ運動」をご存知でしょうか。人と社会の絆により住みよい地域をつくるため,さまざまな活動を促して広める運動です。

東札幌地域では「犯罪・高齢者の孤独死・いじめや虐待」などの課題を解決するため、関係機関やボランティア団体などの協働による様々な活動が行われています。「犯罪のない安全で安心な地域」はこれらの団体の自主的な活動によって支えられています

こうした活動に参加していない方でも、挨拶・見守り・助け合いなど日常生活の中でちょっとした協力をいただくことで「地域の絆」が深まります。

もっとも簡単なあいさつは「人間関係をつくる第一歩」です。人と人とが心を通わせ合うきっかけとなる挨拶、あなたが「いつでも・どこでも・だれにでも」できる挨拶から始めてくださるともっと住みよい町内に生まれ変わります。(町内広報紙H22年9月1日号)

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2-3 孤独の老人をこのままにして良いのか

10月23日(土)9時から白石区民センターで、白石区地域振興課まちづくり推進係が担当する第41回白石区中学生の主張発表会が開催されました。昨年は第40回という節目に当るので参加動員がありました。今年は自由参加でも多数の方々がみえていました。感動した主張を2~3ご紹介します。

二度の脳溢血で倒れ、こんな体になってゴメンなと車椅子でわびる父を私が支えよう。乳がんで乳房全摘出の大手術後生死をさ迷った麻酔から覚めて「冬休みの宿題は終わったの」と私を気遣ってくれた母。全国に2千人しかいないという痙攣性発声障害を乗り越えようとする母の努力に共感。逆境に立たされてもそれを糧として乗り越えてゆく力強い中学生の姿がそこにありました。

老人が出不精になると体が弱り孤独になる。孤独のまま誰に見取られることもなく寂しく死んでいく高齢者が増えている。孤独になった老人をそのままにして良いのだろうか。老人の引きこもりをなくする方法がないか、インターネットで調べた。友愛訪問をしている地域があった。町内会やマンションの役員が老人の家を訪れて1時間ほど雑談している。親近感が増すと笑顔があふれ、一人じゃないんだという気持ちになりいろいろな集まりにも参加するようになった。自分は関係ないと知らない顔をしていて良いのだろうか。高齢化社会を迎えているのだから、みんなで助け合うことが大切ではないか

高齢出産で生まれた私は、授業参観におばあちゃんが来てると言われるので学校に来ないでほしいと頼んだ。母は「おばあちゃんって言われるのが、そんなに嫌なの」と悲しそうな顔をした。勉強や友達との会話を通して私は自分の考えをはっきり言えるようになった。5年生になると、授業参観に来てほしいと母を説得した。母はうれしそうに来てくれた。おばあちゃんって言われても恥ずかしいことなんかない。私は思ったことをはっきりいえる。お母さん大好き!(町内広報紙H22年11月1日号)

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2-4 4日の直下型地震

12月4日午前6時44分に震度3強の直下型地震があり、震源は月寒背斜に関連する断層で豊平区清田市街地の南西側で46分にも震度2強の余震がありました。すぐそばのゴルフ場「芙蓉カントリー」は漏り土が突き上げられて作業小屋と作業機械が土砂に飲み込まれ、埋設タンクからガソリンが漏れ出し被害額は数千万円になるそうです。ジョイフル・エーケー大曲店や大曲中学校も被害に遭い、4日は同一震源で震度2以上の余震が5回おきています。(町内広報紙H23年1月1日号)

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2-5 町内会のある地域

町内会は、北緯43度2分東経141度23分に位置しています。札幌市地震防災マップ(札幌市に大きな影響が想定される野幌丘陵断層帯、月寒背斜に関連する断層、西札幌背斜に関連する断層の震度を重ね合わせ、それぞれの地域において最大の震度を表したもの)で「震度6強」の地帯に指定され、液状化発生の恐れは極めて低く、建物全壊率1%未満の地域となっています。

札幌市洪水ハザードマップ(北海道開発局石狩川開発建設部が堤防の決壊を、北海道札幌土木現業所が堤防の決壊及び小さな河川の氾濫等を考慮した計算によりそれぞれが管理する河川において予想される浸水区域とその深さを5段階に色分けしたもの)で洪水の心配はないとされる地帯です。とは言え、3日間の総雨量が310mmを超えた場合は望月寒川の氾濫と下水道処理能力を超えた浸水が発生する可能性があります。(町内広報紙H23年1月1日号)

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2-4 自力避難できますか

阪神淡路大震災ではものの下敷きになって自宅から出れず、大声を出しても何かを叩いても存在を知らせることができずに失われた命がありました。地震で家々が半壊し、所々で火災が起き、道路には横転した車両や瓦礫が散乱します。こんなとき、あなただけは健康で活動できる状態と思いますか

普段顔を合わせることも挨拶をしたこともない人や、集会活動に参加されない人は町内会の役員でも助けることはできません。どこにいるのか、出かけているのか分からないのです。あなたにはそうなってほしくありません。(町内広報紙H23年1月1日号)

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2-7 あなたを助けるのは

家にいるのは危険と感じたとき真っ先に考えるのは避難所へ行くことです。避難所である体育館の錠はダレに頼むと開けてもらえるでしょう。被災者の受付はダレがし、居場所を割り振りするのはダレでしょう。避難している人の問い合わせにダレが答えるのでしょう。血が止まらなかったり骨折したときはダレが面倒をみてくれるのでしょう。

電気もガスも水道も使えません。喉が渇いて水がほしいとダレに言うのでしょう。使えるトイレはダレに聞けばわかるでしょう。薄着で寒いときはダレに相談するのでしょう。避難所は子どもたちがはしゃぐ甲高い声や幼児の泣き声があふれています。決められたあなたの居場所の周囲は顔も名前も分からない人ばかりです。

平成21年度から札幌市ボランティア研修センターは「災害ボランティアリーダー養成講座」を開始しました。災害が起きたときはどのような状態になり、災害弱者とされる高齢者や障がい者をどのように支援していくかを学びます。避難所でお世話ができる地域のボランティアリーダーがいれば、顔見知りの町内会員単位でまとめてストレスを減少させ食料などの供給もスムーズになります。しかし、今回の養成講座参加者は白石区からたった2人の男女でした。(町内広報紙H23年1月1日号)

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2-8 これだけは用意を

避難所に備蓄されている食料などはわずかで、子どもやお年寄りが優先されます。健康な人は3日ぐらい食べなくても死ぬことはありませんが、食べなくても出るものは止めることができません。水がなければ水洗トイレは使えず、そこらに放置できるものでもありません。

非常用ポータブルトイレセットはぜひ備えておきたい必需品です。組み立て式のポータブルトイレ1人用3日分の万能トイレ防護袋と凝固剤20袋、処理用大袋1枚でセットになり5~6千円前後で販売されています。安くてよかったではなく、使うときにシマッタと後悔しないようにご注意を。(町内広報紙H23年1月1日号)

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2-9 インフルエンザのシーズン到来

雪まつりの前後に蔓延するインフルエンは新型と季節性(A香港型,B型)の流行が予想されています。感染予防には「ワクチン接種」や「手洗い!うがい!咳エチケット!」が有効です。

持病のある方々など、感染することで重症化するリスクのある方は早めに医師に相談しましょう。また、もともと健康な方でも次のような症状を認めるときはすぐ医療機関を受診してください。

〇 大人
  ・ 呼吸困難または息切れがある
  ・ 胸の痛みが続いている
  ・ 嘔吐や下痢が続いている
  ・ 3日以上発熱が続いている
  ・ 症状が長引いて悪化してきた

〇 小 児
  ・ 呼吸が速い,息苦しそうにしている
  ・ 顔色が悪い(土気色,青白いなど)
  ・ 嘔吐や下痢が続いている
  ・ 落ち着きがない,遊ばない
  ・ 反応が鈍い,呼びかけに答えない
  ・ 意味不明の言動がみられる
  ・ 症状が長引いて悪化してきた(町内広報紙H23年2月1日号)

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2-10 石狩地方中部地震の詳細

昨年12月2日6時44分に石狩地方中部の深さ3kmでM4.6の地震(最大震度3)が発生しました。

地震の構造は,西北西から東南東方向に圧力軸を持つ地殻内で発生した逆断層型です。地震の後,震度1以上を観測する地震が6回発生しました。地震による建物破損や斜面崩落などの被害もありました。札幌管区気象台の現地調査で,震源に近いところは局所的に震度4~5弱相当の揺れがあったものと推定されるそうです。

月寒断層上では,約15年位に1回の割合で有感地震が発生しています。今回の地震の震央付近では、平成12年10月20日から10月24日と11月20日から11月24日にややまとまった地震活動が起きています。

これらの活動以前にM3.0以上の地震は発生していませんが、石狩地方に範囲を広げると、昭和26年7月18日にM4.5の地震がありました。災害は忘れたころにやってきます。ご注意を。(町内広報紙H23年2月1日号)

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2-11 札幌市防災DVDが町内会へ

札幌市危機管理局危機管理対策課が企画し,特殊非営利活動法人環境防災総合政策研究会が編集して,北海道映像記録が制作した「札幌市防災DVD今,あなたにできること」が町内会へ届きました。

DVDは「家庭でできること」と「地域でできること」の二枚組で,防災や危機管理意識の高揚及び自主防災活動の推進と活動の活発化を図る目的で企画されました。内容はシュミレーションや実例などを盛り込んでわかりやすく解説したものとなっています。

DVDに収録された「家庭でできること」は52分,「地域でできること」は86分あります。札幌市は町内会の役員会や総会,防災訓練,各種研修会などの機会に活用を図ってほしいと願っています。

4月に開催する予定している平成24年度定期総会で,まちづくりセンターよりプロジェクターをお借りして「家庭でできること」を放映します。(町内広報紙H23年3月1日号)

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A. 家庭でできること

1.オープニング
  札幌は自然災害の少ない,比較的安全な街?

2.地震対策編
  グラときてからではもう遅い。日頃の備えがあなたを救う。
 ① 日本は世界有数の地震大国
 ② 札幌の地震と第三次地震被害想定
 ③ シミュレーシヨン札幌大地震 そのとき何が起こるのか!
 ④ 地震災害に備えるために

3.風水害対策編
  風水害は突然やってこない! 正しい情報と冷静な行動が身を守る
 ① 日本各地の風水害
 ② シミュレエーション豊平川氾濫
 ③ 風水害への備えと避難行動
 ④ 土砂災害の特徴と対策

4.家族防災会議
  いざという時,頼りになるのはやっぱり家族!
 ① 家族みんなで話し合い
 ② 非常時の持ち出し品と備蓄品
 ③ 災害用伝言ダイラル「171」
 ④ 避難の心得

〇 クイズで判断
   あなたの防災度チェック
 ① 地震編
 ② 風水害編

B. 地域でできること

1.地域でできること
  実践!自主防災
 ① 阪神・淡路大震災の教訓
 ② 地域の情報をまとめる  DIG/防災まち歩き
 ③ 災害時要援護者の支援
 ④ 自主防災組織のパワーアップ
 ⑤ 防災力アップのため独自の取組み

2.実践資料編
 ① 自主防災組織の編成と役割分担例
 ② 簡易型災害図上訓練の基本
 ③ 災害で見る災害時要援護者の支援  北野地区町内連合会の場合
 ④ 防災資機材の使い方

3.実践インタビュー集
 ① 冬こそ防災訓練  北区ひまわり連合自治会防災会
 ② 防災訓練で地域の意識が変わった  東区元栄町内会
 ③ 花火大会&防災会議  中央区北桑園町内会
 ④ 紙芝居で防災教育  豊平区西岡見晴町内会
 ⑤ 大規模マンションでの防災会議  厚別区パークアベニュー防災協議会

4.実践アイデア集
 ① 毛布担架
 ② 新聞紙スリッパ
 ③ サラダ油ランプ
(町内広報紙H23年3月1日号)

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3 平成23年度の提供情報

3-1 災害対策の鉄則

3月11日午後14時42分、三陸沖深さ約24kmの位置でM9.0という世界第4位の巨大地震が発生しました。最大震度は宮城県栗原市の計測でM6.67と記録されています。東日本大震災の引き金となった「東北地方太平洋沖地震」は下北半島や北海道地方の地殻に影響を与えた可能性も否定できないと言われます

北海道は二つの島が衝突して南北に延びる大雪山連峰が形成されました。この時期に、美唄市から岩見沢市を経由して長沼町から安平町へ向かう石狩低地東縁断層帯主部が形成されました。千歳市の東部から厚真町やむかわ町を経由し、太平洋へ抜ける石狩低地東縁断層帯南部もこの時期に形成されています。また、札幌市の地中液状化痕跡から昨年12月4日6時44分に直下型地震を発生させた月寒背斜断層のほかに、西札幌背斜断層や野幌丘陵断層帯も伏在しているとされています。

札幌市が予想する直下型地震はマグニチュード7.8という月寒背斜断層帯によるものです。東日本大震災で津波に襲われていない地域でも震源地に近い地域の木造家屋はほとんど倒壊しました。また、鉄筋コンクリート製の壁式構造物は形状を留めていますがラーメン構造物は再利用不可能な状態です。

マンションの場合は災害発生時に管理会社の対応が不可能でも、管理組合役員や防火管理者の指示で自衛消防団が災害対策に当たる共助組織ができています。戸建ての住居にお住いの方々は防火管理や災害対策の知識に疎く、組織だった行動に不慣れというのが現実です。

地震などで倒壊した家々から逃げ出すには,家族の協力が不可欠です。心身に障がいや持病をお持ちの方はより多くの力を借りなければなりません。戸建て住宅にお住いの方々と要援護者の支援対策がもっとも急がれます。(町内広報紙H23年5月1日号)

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3-2 平成23年度の事業は「防災対策の策定」を重点にしました。

3-2-1 要援護者支援体制の確立準備

札幌市危機管理対策室と札幌市保健福祉局のご指導をいただきながら、札幌市出前講座を活用して平成23年度中に要援護者支援のための勉強会を開催し、平成24年度に災害時の要援護者支援体制を整備します。時間的に余裕があれば救急救命実技講習を開催します。

3-2-2 災害用長期保存可能生活支援物資の備蓄(長期間保存耐用品)を検討

食料と飲料水を除いた長期保存可能な生活支援物資(例:簡易トイレ、防寒用シート、ホイッスル、救急セット、手回し充電ラジオなど)を役員会で検討し、今年度は災害に備えて備蓄すべき品目の取りまとめを行います。

3-2-3 札幌市防災DVDの視聴

集会活動の中で、札幌市作成の防災DVD「家庭でできること」と「地域でできること」の視聴に努めます。また、防災対策は町内や周辺の状況を見極めることが必要です。不審者と間違われないよう、町内会役員であることが一目でわかるベストを用意します。(町内広報紙H23年5月1日号)

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3-3 震災名称が種々雑多な理由

平成7(1995)年1月17日(火)に兵庫県南部地震が発生しました。マスコミは当初「阪神大震災」と呼んでいましたが、淡路島からの批判を受けて「阪神淡路大震災」に変更しました。阪神と淡路に限定した名称に対し、被害に遭遇した明石市や姫路市からいまも批判がでています。

平成23年3月11日に発生した「東北地方太平洋沖地震」による津波を含めた災害も様々な名称で呼ばれています。

① 東北関東大震災  NHK、日本赤十字社、中央共同募金会

② 東日本大震災  朝日新聞、時事通信社、ウェザーニューズ、共同通信社、共同通
  信加盟社(産経新聞・フジテレビ・毎日新聞・東京新聞・中日新聞・TBS・日本経
  済新聞・テレビ朝日・日本テレビ・TOKYOFM,BS11デジタル)

③ 東日本巨大地震  読売新聞

④ 3.11大震災  河北新報社

その他、毎日新聞が地震当日から3月14日まで使用していたのが「東北沖大地震」、共同通信社と毎日新聞、東京新聞、中日新聞などの加盟社が、地震当日の3月11日に使用したのが「東北・関東大地震」。日本テレビやTOKYOFM、BS111デジタルが3月24日まで使用したのが「東日本大地震」などです。

地震名称は気象庁が命名します。震災名は法律の定めがないためどんな名前をつけようが、その震災を適切に表していれば構わないことになります。

政府は混乱防止のため、4月1日の持ち回り閣議で今回の震災を「東日本大震災」と呼ぶことを正式に決めました。(町内広報紙H23年5月1日号)

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3-4 望月寒川の氾濫による浸水に注意を

4月に札幌市の中小河川「洪水ハザードマップ」が発行され、回覧で内容を周知しました。市内各町内会では、洪水を含めた危機管理対策の勉強会が盛んに行われ、札幌市の出前講座を申し込んでも1月以降しか空いていない状態です。

3-4-1 東札幌地域は浸水の恐れ

洪水ハザードマップによると、望月寒川が氾濫したときは東札幌地区のすべての建物の一階床下は浸水の恐れがあるとされ、浸水時の外出は危険とされています。

3-4-2 望月寒川とは

望月寒川は真駒内南部の丘陵と豊平区西岡の低い丘陵地を源とし、支笏湖カルデラ噴火による軽石流堆積場台地を流下し、月寒公園池を経由して国道36号を越え、菊水を潤して白石区米里地域で月寒川と合流します。

上流から下流まで住宅街を抜けるように流れる、ほぼ河川敷を持たない総延長14.3Kmの一級河川です。

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3-4-3 望月寒川の特徴

望月寒川流域は急激な都市化の進展に伴い流域の保水能力が低下しています。昭和40年から望月寒川と月寒川は新水路で合流させる工事が行われ、月寒川との合流点に「月寒川排水機場」を建設しました。これにより、史上最大と言われる昭和56年の洪水時に効果を発揮し被害の軽減に大きく貢献しました。

河川沿いの市街化で河道拡幅による河川改修が困難となり、近年は洪水被害が多発して平成12年と14年に浸水被害も発生しています。

札幌市は流域貯留浸透事業を実施して治水安全度の向上を図る事業に着手し、平成20年に流域の札幌市立澄川中学校で大規模なグラウンド工事を実施しました。望月寒川の増水時にはグランドの地中に水を溜め、水が引き次第放水することができるようにしています。

3-4-4 洪水時の対策

自宅の二階(木造は危険)や近くの頑丈な建物へ緊急的に避難してください。(町内広報紙H23年9月1日号

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3-5 避難はあなたが判断

9月111日(木)15時から東札幌会館で町連の役員研修会が開催されI副会長が参加されました。危機管理対策室の三上係長より、札幌市中小河川ハザードマップのみかたについて講演がありました。

東札幌地区は、望月寒川が氾濫すると浸水する地域に指定されています。望月寒川の氾濫は概ね150年に1回程度起こる大雨(豊平川流域で3日間の総雨量が310mm)を想定しています。本州などで頻発するゲリラ豪雨に見舞われた場合はひとたまりもありません。

昭和40年9月の台風で発生した洪水では、中流域の美薗地区商店街が浸水して920戸以上の家屋が浸水被害にあいました。下流の白石地区でも家屋60戸以上に浸水被害が発生し、翌41年から望月寒川災害関連工事が行われて現在の姿になりました。

しかし、昭和56年8月の台風でも下流域では浸水家屋542戸の被害が発生しました。冬季に降雨が発生した平成6年2月と平成12年7月、平成14年にも氾濫被害が発生しています。

災害時は道路が通行不能となり消防車はこないと考えましょう。運良くはしご車がきた場合でも、マンションの場合は10階までしかとどかないので避難方法は各自で考えましょう。水道やトイレが使えない状態で長時間閉じ込められる可能性があり、自宅にとどまる場合は急病対策も含めて準備してください

白石区役所で「ハザードマップ」を配付しています。避難先を前もって調べ、避難方法や避難時の持ち物などを準備をしておきましょう。災害発生時に避難指示はどこからもありません。避難はあなたが判断することです。(町内広報紙H23年10月1日号)

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3-6 地域のまちづくり

札幌市役所市民まちづくり局市民自治推進室、市民自治推進課より「地域カルテと地域マップを活用した地域のまちづくり活動の支援について」の概要が届きました。地域の現状や課題を発見するための一つの材料としてご活用いただき、まちづくりセンターと共に地域での話し合いや活動を行う参考にしてほしいそうです。

3-6-1 背景

去る3月11日に発生した東日本大震災により、地域の支え合いや助け合いの必要性が改めて認識されました。これを契機として、町内会や自治会などによる地域のまちづくり活動への関心が高まってきています。こうした背景をもとに札幌市では、地域のまちづくり活動団体が活動しやすい環境をより一層強化することが重要と考えました。

具体的な活動の支援策のひとつとして、統計データ等に基づき各地域の現状などを捉えることができる「地域カルテ」と「地域マップ」をまちづくりセンター区域ごとに作成しています。

3-6-2 地域カルテとは

札幌市が持っている統計調査など各種データを分り易く整理したもので、さまざまな視点から地域の現状や課題を再発見し再確認すると共に考えるきっかけを作っていただくことを目的としています。

3-6-3 地域マップとは

住民基本台帳などのデータを活用して、条丁目に子どもや高齢者が多いなどの年齢特性や地域のサロン等を地域の地図に図示し、今後の街づくり活動の方向性などを検討する材料となるよう作成しています。なお、地域マップは基本マップのほか、防災での活用を想定して「最大想定震度」と「液状化危険度」を図示したものを含めて三種類作成します。

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3-6-4 地域カルテでわかる主な情報

人口や世帯数など、児童数や児童増加率など、高齢者の単身や夫婦世帯割合など、地域のまちづくり活動や拠点の整備状況など。

3-6-5 地域マップでわかる主な情報

高齢者や乳幼児が多い地域、マンション等集合住宅が多い地域、地域の集会施設などの位置情報、学校や市有施設などの位置情報、子育てサロン・学童保育などの活動拠点、最大想定震度・液状化危険度情報、避難場所等の防災拠点。

3-6-6 主な活用のイメージ

・ 地域の防災訓練などで活用
 最大震度や液状化による被害、高齢者や単身者の多い地域、避難場所の配置と要支援者が多い地域との距離などを参考に、実際の災害を想定して地域での防災訓練に活用する。
・ 子育て拠点づくりなどで活用
 自然増加率や児童増加率の推移、子育てサロンの開催状況と子どもが多い住所との距離などを参考に、地域における子育て支援を考える話し合いなどに活用する。
・ 地域交流の拠点づくりなどで活用
 地域交流拠点の状況、子どもや高齢者が多い地域の分布、高齢者や夫婦世帯の構成割合などを参考に、地域の課題を洗い出して拠点づくりを考える話し合いなどに活用する。

3-6-7 今後の予定について

地域カルテと地域マップは10月末に市内87地域分の公表を予定しています。公表開始に当たってはまちづくりセンターを通じて各連合町内会長あてに地域カルテルと地域マップをお届けします。

地域カルテと地域マップは各区役所やまちづくりセンターなどで閲覧が可能です。(町内広報紙H23年11月1日号)

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3-7 誤った防災情報

あなたは「マグニチュード6程度の地震」と「震度6程度の地震」の違いを説明できるでしょうか。マグニチュード6程度であれば、多少の被害は出てもさほどの大地震ではありません。震度6程度となれば、建物は大きく揺れて崩れかけるなどの被害がでます。なぜでしょう。

マグニチュードは、地震そのものの強さ(断層破壊で放出されるエネルギーの大きさ)をあらわします。日本では気象庁が算出・決定・発表する地震のエネルギー尺度をマグニチュード(記号は「M」)と呼び、地震波全体を使った複雑な計算が必要です。約80年間にわたり一貫した計算で決定されてきましたが、平成15年に算出方法が改定されました。なお、国際的に統一された計算方法はありません。

3月11日14時46分頃に三陸沖を震源とする巨大地震が発生しました。地震の名称は「東北地方太平洋沖地震」、この地震に伴う原子力発電所などによる災害を「東日本大震災」と呼びます。地震の規模はM9.0,震度は宮城県の栗原市でM7.0,宮城県・福島県・茨城県・栃木県でM6強を記録しました。また、札幌市中央区はM3.0、稚内市はm1.0でした。

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ひとつの地震でマグニチュードはひとつですが、震度は観測地点ごとに揺れの強さを表します。日本では「気象庁震度階級」が使われ、震度は「0・1・2・3・4・5弱・5強・6弱・6強・7」という10階級で表現されています。

気象庁の震度階級計測は、1999年代中頃から機械による計測数値のみを使用しています。日本以外では主に人体感覚や被害の程度などを総合的に勘案して人が判定しています。昭和56年以前の建物は耐震性が低く、57年以降は耐震性が高いとされています。

岩手県宮古市田老地区の防潮堤は、高さ10mで全長2.4kmという巨大な構築物でした。東北地方太平洋沖地震後の18mという津波で瓦礫の山と化し、堤防は役に立たなかったとマスコミは報道しました

田老地区は明治29年の三陸津波で15m、昭和8年の三陸津波で10mなど、何度も津波に襲われています。これまでの経験で15m以上の津波を想定していましたが、10m以上の堤防をつくると風通しが悪い地下壕のような町になり、不健康な生活を強いられます。東北地方太平洋沖地震の津波で死者と行方不明者数が他地区より少なかったのは、防潮堤が使命を果たした結果と云えるのです

この地方には「津波てんでんこ」という防災格言があります。「地震の後には津波がくる。親が子を、子が親を探していたら逃げ遅れる。てんでんばらばらに逃げろ」という悲痛な教訓です。(町内広報紙H23年11月1日号)

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3-8  面白さ大切さの実感を

札幌市は、平成21年4月に「札幌市子どもの最善の利益を実現するための権利条例」を施行しました。この条例は子どもにとって大切な権利の一つ、「参加する権利」について、子どもの声をまちづくりに生かすと共に、子どもが将来を担う大人に成長できるよう参加の機会を積極的に設けることを規定しています

子どもの参加は「こうしなければならない」といった方法はなく、取り組みの内容や子どもの成長と発達段階に応じた工夫をしながら、無理のない方法で少しずつ進めていくほかありません。

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子どもとまちづくり

地域では、そこに暮らす人々が助け合い、豊かな暮らしを実現するためにさまざまな取り組み(まちづくり)を行っています。

このような取り組みに子どもたちはどのように関わっているでしょうか。おそらく「催しものを楽しむ」「サービスを受ける」など、与えられる(してもらう)側になることが多いといえるでしょう。

まちづくりの主たる担い手は大人ですから、それは普通のことかもしれません。子どもたちが様々な活動に参加(お客・受け手)すること自体は、子どもの成長にとって貴重な機会にもなります。

大人と子どもが一緒に考え一緒に汗を流す。そうした取り組みを通して、子どもたちが自信をつけて輝きを増し、大人もそれを肌で感じながらますます元気になっていく。札幌市ではそんな取り組みが始まっています

これまで行ってきた事業などに町内の子どもたちの参加を求め、まちづくりの担い手になれるような機会を与えるべきでしょう。子どもは決められたことに従うだけでなく、つくる喜び、汗をかく喜びを実感することも大切です。(町内広報紙H24年2月1日号)

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4 平成24年度の提供情報

4-1 海溝型地震発生源に影響を与えた3.11地震

プレート間地震は、過去の地震の震源域や現在の地震活動から見て、三陸沖北部、十勝沖、根室沖、色丹島沖および択捉島沖の各領域で発生する地震に区分されます。いずれもプレート境界で発生する逆断層タイプの巨大地震となります。千島海溝におけるM8クラスのプレート間地震の平均発生間隔は72.2年とされています。

三陸沖北部では1856年M7.5、1968年十勝沖地震MM7.9、1994年三陸はるか沖地震M7.6の地震が発生し、この領域はM8.0クラスの地震が繰り返し発生している領域と考えられるそうです。

日本海の東縁部にもプレート境界があると考えられ、その境界には東西方向の圧縮力のために「歪み集中帯」と呼ばれる活断層活褶曲帯が形成されています。北海道南西沖、積丹半島沖と留萌沖の領域で歴史地震があり、逆断層型の地震となっています。これらの領域とサハリン西方沖の間の北海道北西沖は歴史的に大地震が知られていない領域です。

昨年3月の東北地方太平洋沖地震は北米プレートの跳ね上がりによるものでした。このプレートは日本海溝で太平洋プレートと接し、三陸沖から釧路沖にかけて跳ね上がる恐れがあります。(町内広報紙H24年4月1日号)

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4-2 ダイレクトメールにご注意を!

海外から「50億円の懸賞金の受給資格がある」「10日以内に賞金支払請求書を返送しなければ賞金請求の資格を失う」「2億円の懸賞金に最終エントリーされました。至急連絡をください」などと、先々週あたりから「応募や購入した心当たりがないのに、あたかも高額賞金が受け取れるような内容の封書」が急増しているそうです。

ダイレクトメールは賞金が受け取れるかのように手続きすることを勧め、「個人情報の登録や登録手数料を支払う必要がある」というような文面となっています。

クレジットカード番号などの個人情報を記入して返送すると、情報漏えいの危険性もあります。安易に記入したり、返送しないようにご注意ください。一度でも申し込むと欲ばりネズミがエサに飛びついたと、海外宝くじをはじめとしてさまざまなダイレクトメールが大量に送られてくる可能性があります。

札幌市消費者センターによく考えずに連絡してから困ったという相談が増加し、「高齢者の相談が全体の約7割」を占めているそうです。ダイレクトメールなどの誘い文句に惑わされず、無視してごみ箱へ捨てましょう

応募した覚えがないのに当選することはありません。不審に思ったら、消費者センターなどへご相談ください
 札幌市消費者センター消費生活相談室  平日 午前9時~午後7時
電話 728ー2121(町内広報紙H24年11月1日号)

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4-3 災害時に役立つロープの結び方

神戸市「人と防災未来センター」には阪神・淡路大震災の経験と教訓を伝えるコーナーがつくられ、被災直後の「助けた道具・役立つ道具」として「のこぎり・バール・ジャッキ・チェーンソー・ロープの5種類」が展示されています

のこぎり・バール・ジャッキ・チェーンソーの用途はだれもがわかります。センターの職員や震災体験者からの聴き取り調査結果をまとめると、ロープが活躍したのはつぎのような場面でした。

 ① 倒壊家屋に閉じ込められた住人を救出するため、柱などにロープを掛けて幾人も
   が力を合わせて引っ張る
  ② 高い所からの脱出
  ③ 水の汲み上げや物の揚げ下ろし
  ④ 屋根にかぶせたブルーシートの押さえ、物の固定
  ⑤ 避難所での人の立ち入り制限・誘導
  ⑥ 担架の重さの分散
  ⑦ 壊れたドアを錠の代わりに縛る

町内会が保管している札幌市貸与の防災資機材には、「のこぎり・バール・ジャッキ・長さ5mのロープ」が含まれています。樹木剪定用に電動チェーンソーを購入しましたが停電のときは発電機がなければ利用不可能です。

災害時や緊急時にロープがあっても結び方を知らず、なにも出来ないということがあります。高所から物を吊り下げる時の結び方、力が加わってもほどけない結び方、逆に一時的に縛っておきたいときの仮結びの方法など、基本的なロープの扱いを知っておくと役に立ちます。

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11月と12月の役員会で基本となる「ロープの結び方」のうち五種類を防災リーダーの指導で習得しました。

ロープは環状線と国道12号線の交差点角にある「秀岳荘」の二階売り場で購入できます。役員の練習用に、直径7ミリで1メートルの長さに切ってもらったロープを180円で購入しました。

ロープは扱い慣れていないと、からんだり、ねじれたりして思い通りに使うことができません。なれない人にとっては扱いずらもののひとつです。手元においたロープで結び方を練習していると、いざという時は考えていた以上に力を発揮してくれます。

基本となるロープの結び方五種類を下の写真で覚えられてはいかがでしょう。三角巾などで締め付けたりゆるめたりできる「本結び」は止血にも使います。結べるようになってから防災用の備え付けをご検討ください。ロープの結び方は小学生の冬休み自由研究の課題にもなります。(町内広報紙H25年1月1日号)

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4-3-1 本結び

廃品回収の新聞やふろしきの結び方で止血のときにも利用します。しっかり結べて簡単に解けます。

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4-3-2 ふた結び

ロープを柱や樹木に結びつけるときに使う結び方で、自然に解けずらい安全で確実な結索方法です。

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4-3-3 巻き結び

結びやすく容易に物体を締め付けることができ、ロープの末端や途中で柱などに止める場合に用います。

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4-3-4 もやい結び

荷重がかかっても結び目の部分が動かず輪の大きさがかわりません。自然に解けにくく簡単に解けます。

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4-3-5 八の字結び

ロープの中間にストッパーを作る方法で簡単に解けます。

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4-4 減災用品チェックリスト

神戸市の人と防災未来センターは、阪神淡路大震災の被災者の声を反映させた「非常持ち出し品チェックリスト」をつくりました。昨年4月に東日本大震災被災者の経験を追加し、これまでに変化した社会情勢や進展した防災減災の知恵を加えて、だれもが自分の備えを始めるための指針にできる「減災グッズチェックリスト」を公開しました。

常に携帯できそうなものを「0次」、家庭や勤務先など1日の多くの時間を過ごす場所でとっさの時にさっと持ち出して逃げられるように用意しておくものを「1次」、ライフラインが途絶えて救援の手が届かないときのために何日かはしのげるための備蓄を「2次」として設定しています。

このリストを土台に、白石消防署防火推進委員や防災専門家の助言を加えました。また、東札幌地域の病院・診療所・薬局などの所在地情報や札幌市が指定する避難所の情報、東札幌の地図と災害時や緊急時に必要となるロープの結び方を加えました。

3月中旬の回覧板で各世帯の必要枚数を調査(分譲マンションは除きます)しますのでご協力をお願いします。町内会が作成した「減災用品チェックリスト」は、月末に世帯の人数分を配付します。(町内広報紙H25年3月1日号)

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4-5 北海道推奨災害対策 減災の重要性

これまでは札幌市と白石区の防災情報についてお知らせしましたが、北海道の災害対策については目にふれることがあまりありません。被害を最小化するために北海道が推奨している「減災対策」をご紹介します。(資料提供:北海道総務部危機管理局)

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4-5-1 北海道でも大地震発生の可能性が

下の図のように北海道でも多くの大地震が起きています。地震や津波以外に雪害、台風や集中豪雨などの大雨や強風による浸水と土砂災害、高波による猛威をはじめ、長い避難を余儀なくされる有珠山などの火山噴火、竜巻の襲来などによる大きな被害も受けています。今後も道内各地で地震や津波の発生する可能性があります。

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4-5-2 減災とはなんでしょう

平成7年1月17日に多大な被害を引き起こした「阪神淡路大震災」、記憶に新しい平成23年3月11日の「東日本大震災」など近年だけでも大きな災害が続いています。

阪神淡路大震災を契機として防災に対する考え方が発展してきました。地震などの大規模な自然災害は発生そのものを防ぐことはできません。災害の発生にそなえて必要な取り組み行い、被害を最小限にくい止めることを「減災」と言います。

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4-5-3 二つの大災害で学んだこと

阪神淡路大震災では消防などの公的機関に助けられた人々よりも,家族や近所の人々による救助が功を奏しました。6千名を超える尊い命が犠牲となりましたが、ガレキの下から救出された人は2万5千~3万5千人とも言われ、その救出に活躍したのは地域の住民や小規模事業所の人たちでした。

平成17年の尼崎市において発生した列車事故でも、事故直後から周辺の事業所や住人が救出・救助にあたり大きな成果をあげています。

東日本大震災が発生した時は、交通網の寸断や火災などにより消防や警察などの防災機関は十分な対応をとることができなかったのです。国内史上最大の地震で大津波が発生したときに自主防災組織が力を発揮した地域がありました。押し寄せてくる津波に役員は、訓練通りの手順で住民を高台へ避難させ被害を軽減することができたのです。

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4-5-4 自主防災組織ってなに?

自主防災組織とは、「自分たちのまちは自分たちで守る」という心構えで町内会を含めた地域の人々が自発的に防災活動を行う組織です。

東日本大震災や阪神淡路大震災などのように災害の規模が大きくなればなるほど、地域の防災機関(自治体や消防)がすべての災害現場に向かうことは非常に難しくなります。

災害から身を守るには「地域ぐるみの協力体制」による「共助」が必要不可欠です。これまでの大災害経験で、自主防災組織による常日頃の「防災訓練」がいかに重要であるかがわかります。

北海道は、道内すべての地域の方々に自助・共助・公助の役割分担のご理解とご協力をお願いしています。

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4-5-5 役割分担とは

自助:防災備蓄品の準備、災害時の家族の集合場所や連絡方法の確認、災害時の避難など、「自らの安全を自らで守る」ことを言います。

共助:日ごろから隣近所との声掛けや防災訓練への参加などをとおして、災害時には地域の高齢の方や障がいをお持ちの方の避難に協力したり、地域の方々と消火活動や人命救助を行うなど「地域において互いに助け合うこと」を言います。

公助:公的機関による防災情報の伝達や提供、防災意識の向上のための広報や訓練などの推進、災害時の救助活動や支援物資の提供など「道・市町村及び防災関係機関が実施する対策」を言います。

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4-5-6 楽しみながら減災訓練を!

どんなことをするの?:自主防災組織は、平常時には災害にそなえて用意された防火用具や救助用具の取扱訓練を行います。災害時には避難誘導と消火、避難誘導と給食給水活動などさまざまな共助活動を行います。

夏祭りや集まる機会に!:町内会活動や地域のお祭りで、防災に関連した取り組みや楽しみながら防災活動を行っている町内会を紹介します。

自主防災組織の防災倉庫に備蓄されている防災資機材を使用し、お祭りで炊き出しを行っている町内会があります。炊き出しをお祭りに参加したみなさんに振る舞い、次回の献立などを話し合うことで楽しさを演出していました。お祭りのイベントの一環とすることにより、自主防災組織が保管する備蓄品類の整理と点検、炊き出しの訓練を同時に行うことができるのです。

防災組織が保管する備蓄品類の整理と点検、炊き出しの訓練を同時に行うことができるのです。

親子で楽しむために!:町内一斉清掃や落ち葉集めなどの終了後に、防災に関連した取り組みを盛り込むこともできます。「親子ふれあい防災ウォーキング」「タウンウオッチング」「ぼうさい探検隊」と称して、地域内を実際に歩くイベントを実施している町内会もあります。町内をウォーキングをしながら、あるいは探検をしながら、町内の防災拠点や危険個所をめぐり、親子が確認し合っている地域もあります。防災拠点や危険個所が把握できれば、地域の防災マップづくりに活用することもできます。さまざまな活動例は白石区の防災リーダー研修会で紹介されています。

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4-5-7 携帯電話の緊急地震警報

2月2日午後11時17分、十勝地方中部を震源とするマグニチュード6.4の地震が発生しました。

気象庁が配信する緊急地震速報を受けた電話会社は、震度4以上の強い揺れが予測されるエリアの携帯電話に「緊急地震警報」を流しました。「地震です!地震です!」という女性の声で起こされた方もいらっしゃるでしょう。携帯電話は電源を切らないようにしましょう。(町内広報紙H25年3月1日号)

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4-6 減災準備を急ごう!

北海道は「太平洋沿岸に係る津波浸水予測図」を発表し、国土交通省は「日本海における大規模地震に関する調査検討」を始めました。文部科学省は「日本海沿岸部調査」の予算を要求し、JR北海道は津波からの乗客避難マニュアルで訓練を始めました。南海トラフ巨大地震も迫っていますが、現在の北海道と東北地方は巨大地震の発生周期内にあることが分ったのです

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4-6-1 大地に記録されていた大津波の歴史

ことの発端は、平川名誉教授(昨年北海道大学を退職)の発想でした。日本を代表する地理学者は、東日本大震災の原因となった東北地方太平洋沖地震の発生時に、「同じような大地震が過去に起きていないだろうか」と考えたのです。

東北地方や北海道には文書記録が少なく、過去の大地震や巨大津波の発生回数などがわかりません。開発が進んでいない崖の斜面や地面を掘ると、自然に堆積した泥や噴火活動による火山灰のほかに津波が運んだ砂礫などの堆積物層が現れます。平川名誉教授は、自然が残した堆積物が過去の津波を調べる手がかりにならないだろうかと考えました。堆積物を調べることで、津波が頻発する太平洋側の津波の発生周期と、過去の地震の実態がよく分からない日本海側の津波の発生周期を発見できるかもしれません。

平川名誉教授はスコップを持って北海道と東北沿岸の調査を始めました。

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4-6-2 慶長三陸津波は北海道の東沖で発生した!

これまでは地層に含まれる火山灰や土器から、東北地方に6千年間で6回の津波が押し寄せたとされていました。津波の発生は紀元前1005年頃、紀元0年頃、869年の貞観地震、記憶に新しい2011年の東北地方太平洋沖地震までの約千年周期でした。

しかし、1611年の慶長三陸津波だけはこの周期に当てはまりません。仙台藩「貞山公治下記録」に地震発生は午前10時から11時頃、三陸地方の「小本根元記」に津波到達は13時から14時頃と記録されています。

福島沖の地震で発生した津波は20分ほどで到達し,約3~4時間というのはあまりにも不自然です。時間差から考えられる震源地は道東方面、ひょっとしたら十勝や根室の千島海峡沿いではないだろうか。

堆積物の位置から津波の高さを推定できる海岸沿いの崖や小規模な谷を中心として、道東の根室市から道南の森町、東北地方の青森県、岩手県から宮城県気仙沼市までの400地点を調査しました。

この調査でほぼ同時に津波が広範囲に押し寄せたことが裏付けられました。「北海道沖から北方領土沖で発生した巨大地震による津波が、三陸にも到達して慶長三陸津波となった」とする結論に平川名誉教授は達したのです。

右の図は、平川名誉教授の調査で発見された慶長三陸津波の高さです。

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4-6-3 迫る!三連動地震

北海道から三陸へかけ1,000km以上にわたって津波堆積物が続いていました。北海道と東北地方沖の日本海溝と千島海溝には三つの異なる地震発生域があり、十勝沖から根室沖、千島沖にかけての震源が同時に動く「三連動型地震」が発生していたことがわかりました。

東日本大震災に匹敵するM9.0の超巨大地震が、北海道から三陸沖の太平洋側で過去3,500年間に7回以上発生し、大津波が沿岸を繰り返し襲っていたのです。

十勝地方の崖で発見された津波堆積物は、道東地方の太平洋沿岸を3百~5百年おきに高さ10mを超す巨大津波が繰り返し襲ったことを証明していました。

慶長三陸津波の痕跡から過去2千年間に発生した連動地震は5回、発生間隔は400年であることも分りました。この結果、研究者も政府も行政も17世紀初めに発生した慶長三陸津波から400年が経過していることに気付いたのです。

日本海溝と千島海溝周辺の三連動型地震はマグニチュード9.0になると予測され、東日本大震災以上の大災害になるおそれがあります。しかも、この地震の発生は切迫しているのです。

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4-6-4 巨大地震はあなたを待てない

松前半島、山形県の飛島、佐渡島の4地域でも7百~千年程度の間隔で大津波が発生した痕跡がありました。この現象は、日本海側のユーラシアプレートが日本列島のある北米プレートの下へ沈み込んでいる可能性を示し、文部科学省は平成25年度から本格調査を行います。

平川名誉教授は論文で、日本海側で大津波を引き起こす震源域は「北海道南西沖」「青森~秋田県沖」「山形~新潟県沖」の三箇所と推定しました。また、太平洋側でこれまで想定されていないマグニチュード9クラスの巨大地震の震源域は、「根室から襟裳岬」と「下北から陸中沖」の2つあるとしました。これらは「巨大地震が発生する切迫度が極めて大きい」とし、心配なのは千年近く地震が起きていない北海道の「利尻礼文島沖と天売焼尻島沖」さらに「佐渡島の北から山形県沖に延びる領域」としています。

巨大地震が発生すると東札幌地域も地震による被害を免れることはできません。地震などの自然災害は発生そのものを防ぐことができませんが、被害を最小限にくい止めることは可能です。3月末に「減災用品チェックリスト」を配付しました。あなたが減災準備をはじめるのはいつですか? いまでしょう!(町内広報紙H25年4月1日最終号)

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