はげちゃんの世界

人々の役に立とうと夢をいだき、夢を追いかけてきた日々

第18章 札幌市の水害対策

2011(平成23)年11月25日18時30分から白石保険センターで開催の白石区防災リーダー中級研修会。札幌市危機管理局からお招きした講師の講演「札幌市中小河川洪水ハザードマップについて」より「札幌市の水害対策」の要約です。

1 2011年の台風12号と13号

2011(平成23)年9月9日に札幌管区気象台から「2011(平成23)年9月1日から7日、大雨に関する気象速報」が出されました。

前線が9月1日から5日にかけて北海道付近に停滞し、前線に向かって暖かく湿った空気が流入し大気の状態が安定となった。また、5日から6日は台風第12号から変わった日本海北部の低気圧と、三陸沖を北上する台風第13号の影響により暖かく湿った空気が北海道付近で合流して雨雲が発生・発達し停滞した。このため、北海道では1日から7日にかけて、断続的に広い範囲で激しい雨が降り、北海道内のアメダスでは、11の観測所で72時間降水量の極値を更新するなどの記録的な大雨となった。

石狩・空知・後志地方、上川・留萌地方、十勝地方では2日から6日にかけて、合わせて32棟の住家に床下浸水が発生した。十勝地方の音更川では7日朝、水位の上昇により堤防の一部が約100mにわたり浸食し、音更町の住民79世帯に避難指示や避難勧告が発令された。北海道内の避難指示、避難勧告の発令は、10市町村、879世帯に及んだ。また、国道で延べ14路線、道道で最大51路線の通行止め、JRでは約700本の運休等の交通障害が発生した。(北海道、北海道開発局、JR北海道調べ:8日18時現在)

札幌管区気象台をはじめ各気象台は、注意報や警報、気象情報を発表し土砂災害や低い土地の浸水、河川の増水やはん濫、竜巻などの激しい突風に対して、地域の防災機関や住民に注意、警戒を呼びかけた。また、北海道との共同発表による土砂災害警戒情報を21市町村を対象に、北海道開発局との共同発表による指定河川洪水予報を13河川を対象に発表し、土砂災害や洪水害に注意・警戒を呼び掛けた。

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2 札幌市の中小河川

2011(平成23)年9月4~6日にかけ札幌市内の中河川「精進川・厚別川・望月寒川・豊平川」は「水防団待機」水位を越えました。豊平川は6日の7時に「氾濫注意」、6日の8時には「氾濫判断」水位を越えて危険な状態となりました。(水防団待機や氾濫危険数、氾濫判断水位は河川ごとに異なります。)

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2-1 精進川

水位:水防団待機74,33m、氾濫注意75,32m、氾濫判断75,43m、氾濫危険75,95m。
                                 (単位=m)

月日5時6時7時8時9時10時11時12時
9/474.5074.45  -  74.6474.5574.4674.4074.32

月日17時18時19時20時21時22時23時24時
9/574.4274.5174.5974.5674.5174.4474.4474.42

月日1時2時3時4時5時6時7時8時
9/674.3074.3774.4874.6074.7474.8575.1074.97

月日9時10時11時12時13時14時15時16時
9/674.95  -  74.5974.574.4374.4374.4074.37

月日17時18時
9/674.3474.33

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1-2 厚別川

水位:水防団待機9.79m、氾濫注意10.41m、氾濫判断11.35m、氾濫危険11.91m。

9月5日  19時  9.89m

9月6日   9時  9.92m    12時   9.97m

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1-3 望月寒川

水位:水防団待機35.27m、氾濫注意35.73m、氾濫判断35.86m、氾濫危険36.31m。

9月6日   6時  35.62m

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1-4 豊平川

水位:水防団待機5.4m、氾濫注7.4m氾濫判断8.2m、氾濫危険8.9m。

月日19時20時21時22時23時24時
9/550.415.635.856.036.196.22

月日1時2時3時4時5時6時7時8時
9/66.166.236.366.376.456.847.968.34

月日9時10時11時12時13時14時15時16時
9/68.438.197.877.547.277.066.866.71

月日17時18時19時20時21時22時23時24時
9/65.545.45.405.355.296.256.196.15

月日1時2時3時4時5時6時7時8時
9/76.116.066.036.015.985.975.955.92

月日9時10時11時12時13時14時15時16時
9/75.905.876.03  -  5.825.665.595.57

月日17時18時19時20時21時22時23時24時
9/75.545.55.535.505.45.485.475.46

豊平川が避難判断水位を超えたのは1981(昭和56)年以来初めてのことです。

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3 情報の報道機関

災害が発生する恐れがある場合はテレビやラジオで情報が流れます。

3-1 札幌地方 地上波デジタルテレビ放送

ア. 北海道放送(HBC)    1チャンネル
イ. NHKEテレ(有料)    2チャンネル
ウ. NHK総合(有料)     3チャンネル
エ. 札幌テレビ(STV)    5チャンネル
オ. 北海道テレビ(HTV)   6チャンネル
カ. テレビ北海道(TVH)   7チャンネル
キ. 北海道文化放送(UHV)  8チャンネル

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3-2 札幌地方 BSテレビ放送

ア. NHKBS(有料)     1チャンネル
イ. NHKBS(有料)     2チャンネル
ウ. NHKBS(有料)     3チャンネル
エ. BS日本テレビ      4チャンネル
オ. BS朝日テレビ      5チャンネル
カ. BSTBS        6チャンネル
キ. BSジャパン       7チャンネル
ク. BSフジ         8チャンネル
ケ. 日本BS放送 BS11   11チャンネル
コ. TwellV BS12   12チャンネル

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3-3 札幌地方 AMラジオ放送

ア. NHK第一  JOIK  567KHz 100KW
イ. NHK第二  JOIB  747KHz 100KW
ウ. 北海道放送  JOHR 1440KHz  50KW
エ. STVラジオ JOWF 1440KHz  50KW

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3-4 札幌地方 FMラジオ

エリア放送局コールサイン周波出力
西区琴似三角山放送局JOZZ1AK-FM76.2MHz15w
豊平区平岸FMアップルJOZZ1AJ-FM76.5MHz20w
南区真駒内Green FJOZZ1AV-FM76.8MHz20w
厚別区厚別FMドラマシティJOZZ1AQ-FM77.6MHz20w
中央区大通ラジオカロスサッポロJOZZ1AI-FM78.1MHz20w
中央区AIR-G'JOFU-FM79.2MHz10w
中央区薄野ラヂオノスタルジアOZZ1AM-FM78.6MHz10w
西区AIR-G'JOFU-FM80.4MHz 5w
東区元町さっぽろ村ラジオJOZZ1AP-FM81.3MHz20w
西区FM NORTHWAVEJOPV-FM85.2MHz 5w
白石区With-SJOZZ1AP-FM83.0MHz20w
西区NHKJOIK-FM85.2MHz 5w

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4 災害発生情報の収集

災害が発生する恐れがある場合、必要とするタイミングでテレビやラジオから正確な情報を入手することは困難です。あなたが住んでいる地域の状態が報道されたときは、すでに災害による被害が出ているからです。避難には遅すぎる状態かもしれません

災害から身を守るには、事前に住んでいる地域の状態を把握しておくことが重要です。そのうえで、一部に誤りがあっても防災関係機関が入手した情報をいち早く得て、各自の責任で判断材料にすることが最善といえます。

最新の災害発生情報はインターネットで知ることができます。但し、最新となる情報は速報値ですから、内容の一部に誤りが含まれている場合も有りえます。速報値の真偽は閲覧者が判断すべきもので、情報提供者が責任を負うものではありません。

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4-1 最新の情報入手

インターネットに接続したブラウザの検索窓に「北海道の防災情報」と入力してエンターキーを押すと、官公庁が発信する様々な情報が表示されます。

ア. 北海道防災情報
イ. 災害・防災情報-北海道開発局
ウ. 国土交通省 【川の防災情報】 地域選択 (北海道地方)
エ. 北海道 - 川の防災情報
オ. 災害情報のページ - 北海道
カ. 北海道防災情報システムの運用開始について(H23.5.18)
キ. 北海道防災情報システム
ク. 各種リンク | 北海道土砂災害警戒情報システム
ケ. 札幌管区気象台ホームページ

なかでも、北海道防災情報(http://www.bousai-hokkaido.jp/)へアクセスすると、最新の「警報・注意報、地震・津波、洪水、火山、土砂災害、竜巻」情報を入手できます。これは速報値ですから、内容の一部に誤りが含まれている場合も有りえます。事前に把握した住んでいる地域の状態を考慮して、閲覧者の責任で適切な対応を考えましょう。

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4-2 防災の資料入手

北海道総務部危機対策局危機対策課防災グループは、北海道防災情報ホームページで「北海道の防災情報」を公表しています。道民がみんなで取り組む、災害に強い北海道を目指して「防災教育のテキスト」を公開しています。

また、「北海道の防災情報」サイトから、公的機関作成の北海道と全国の防災教育用教材テキストをダウンロードすることもできます。テキストの内容に関する著作権は情報の発信元にあり、営業目的に使用することはできません。「http://kyouiku.bousai-hokkaido.jp/wordpress/library/」へアクセスして必要なテキストをダウンロードしましょう。以下は、公開されているテキストの一覧です。

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4-2-1 総合テキスト

ア. ほっかいどうの防災教育<知識編・実践編>(道)
イ. みんなで減災(内閣府)
ウ. 減災の手引き(内閣府)
エ. 生活密着情報(消防庁)
オ. チャレンジ防災48(消防庁)
カ. 啓発用パンフ(気象庁)
キ. 防災教育のページ(札幌管区気象台)

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4-2-2 自主防災組織・町内会

ア. 自主防災組織の手引(消防庁)[PDF] 
イ. 東日本大震災における自主防災組織の活動事例集(消防庁)[PDF]
ウ. 災害に強いまちづくり全道運動資料(道町内会連合会)
エ. マンションの防災力(札幌市)

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4-2-3 参加型手法(DIGなど)

ア. あなたのまちで災害図上訓練DIGをやってみよう!(道町内会連合会)
イ. みんなでDIG(札幌市)
ウ. 静岡県(トップページから検索)
 ・ 災害図上訓練DIGにチャレンジ (児童生徒用)
 ・ 家庭内DIG
 ・ 避難所運営ゲームHUG

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4-2-4 学校教育

ア. 学んDE防災(道教育委員会)
イ. 学習素材の紹介ページ(札幌管区気象台)
ウ. 水防災教育用資料(道開発局)
エ. 学ぼうBOSAI(NHK)
オ. 防災IT教室(道教委・NHK札幌)
カ. 洞爺湖有珠山ジオパーク 野外学習テキスト

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4-2-5 幼児・児童向け

ア. 紙芝居等「津波だ!いなむらの火をけすな」(内閣府)
イ. 私の防災サバイバル手帳(消防庁)
ウ. こどもの広場(消防防災博物館)
エ. ぼうさいダック・ぼうさい探検隊(日本損保協会)
オ. 防災かるた(全労災)

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4-2-6 学べる施設

ア. 札幌市民防災センター
イ. 釧路市民防災センター
ウ. 千歳市防災学習交流施設
エ. 奥尻島津波館
オ. 洞爺湖有珠山ジオパーク

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4-2-7 家庭で備える

ア. 緊急時に備えた家庭用備蓄食料品ガイド(農林水産省)
イ. もしものための防災ハンドブック(道町内会連合会)[PDF]
ウ. さっぽろ防災ハンドブック(札幌市)

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4-2-8 企業・団体で備える

ア. 企業防災のすすめ(札幌市)
イ. 子どもの安全のためのハンドブック(幼稚園教諭)
ウ. 保育士の防災ハンドブック)(経済産業省)

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4-2-9 北海道だから備える

ア. 暴風雪にそなえる(道、開発局ほか)
イ. 楽しい雪とあばれる雪(道、開発局ほか)
ウ. 観光旅行者を災害から守るために(三重県)

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4-2-10 災害教訓・記録

ア. 一日前プロジェクト(内閣府)
イ. 歴史災害に関する教訓報告書・体験集(内閣府)
ウ. 震災伝承館(東北地方整備局)
エ. 奥尻島津波語りべ隊からのメッセージ(道)

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4-2-11 画像・動画

ア. ほっかいどうの防災教育DVD 知識編・実践編(道)
イ. 急な大雨・雷・竜巻から身を守ろう(気象庁)
ウ. 津波から逃げる(気象庁)
エ. チャレンジ防災48(消防庁)
オ. 震災対策DVDビデオシリーズ(消防庁)
カ. 今、あなたにできること(札幌市)
キ. 防災教室(札幌市消防局)

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4-2-12 e-ラーニング・ゲーム

ア. 消防庁防災危機管理e-カレッジ(消防庁)
イ. こども防災e-ランド(消防庁)
ウ. 防災シミュレーター(内閣府)

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4-3 避難勧告等の伝達

避難勧告などは「テレビ」や「ラジオ(含む、コミュニティFM)」で報道されます。インターネットに接続できれば「札幌市(http://www.city.sapporo.jp/)」や「北海道のホームページ(http://www.pref.hokkaido.lg.jp/)ジ」でも見ることができます。これらの他に次のような連絡方法があります。

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4-3-1 携帯電話

事前に登録された携帯電話にメール配信されます。登録方法などは、北海道防災情報(https://www.bousai-hokkaido.jp/)をご覧ください。

4-3-2 広報車など

パトカー、消防車、区の広報車などが関係区域を巡回します。

4-3-3 災害要援護者施設

各区役所から、札幌市地域防災計画に想定した災害時要援護者施設に電話・FAX等により確実に連絡されます。

4-3-4 地下街等地下施設

危機管理対策室から札幌市地域防災計画に想定した地下施設に電話・FAX等により確実に連絡されます。

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5 災害発生の要因

5-1 進む地球の温暖化

赤道付近の海水温が上がると水蒸気の量が増加し、水は蒸発するさいに海の熱を抱えて上昇していきます。上空に到達した水蒸気は水滴に代わり、大気中に凝結熱を放出します。インドネシア付近で発生した膨大な凝結熱エネルギーは偏西風を北へ押し上げ、近年はこの状態が続いたので偏西風の流れが固定化されて世界各地に異常機構をもたらしています。

地球上の気温は1970年代から顕著に上昇していましたが、2000年代に入ると上昇が止まり停滞しています。温暖化で増えた熱が深海に吸収され、深海の水温だけが以前よりも早いペースで上昇しています。

北極圏で採取された氷の柱の最新の分析で、約1万1,700年程前にわずか10年で気温が10度も上がるという急激な温度変化が起きていました。この結果から、地球の気候は急激に変化する可能性があることがわかりました。

したがって、約1万1,700年程前の人類と同様に、環境に適応して生き残るすべを考えなければならない時期に至っていると言えます。

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5-2 豪雨災害の頻発

近年の豪雨災害の特徴は集中豪雨の頻発で、国土交通省河川局のデータをみると急激に増加しています。

5-2-1 1時間の降水量が50mm以上の発生回数

ア. 昭和53年~昭和62年間  平均206回
イ. 昭和63年~平成 9年間  平均233回
ウ. 平成10年~平成19年間  平均318回

5-2-2 1時間の降水量が100mm以上の発生回数

ア. 昭和53年~昭和62年間  平均1.9回
イ. 昭和63年~平成 9年間  平均2.5回
ウ. 平成10年~平成19年間  平均4.8回

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6 ハザードマップ作成経緯

6-1 新潟と福島の豪雨災害

ア. 局地的な集中豪雨により中小河川が氾濫。
イ. 大河川と異なり、中小河川ではほとんど浸水想定範囲の検討がされてい
 ない。
ウ. 今後の局所的集中豪雨に備え、中小河川の洪水による危険度を地域住民
 に周知。

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6-2 豪雨災害の概要

平成16年度豪雨災害平成23年度豪雨災害
最多総雨    473mm   680mm
時間雨量  73mm/時間 121mm/時間
人的被死者16名・負傷者4名死者4名・負傷者7名
建物被全壊70棟、半壊3,354全壊17棟・半壊2棟
床上浸水   2,149棟   1,660棟
床下浸水   6,208棟   6,222棟

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6-3 水防法の改定

平成17年に水防法が改定され、浸水想定区域及び洪水ハザードマップ作成の促進が求められた。

ア. 被害の恐れがある中小河川(都道府県管理河川)を中心に新たに水位周
 知河川と指定。
イ. 新規水位周知河川について、平成22年3月末日までに浸水想定区域を
 指定 ⇒ 洪水ハザードマップとして地域住民に周知義務。

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6-4 札幌市の洪水ハザードマップ

・ 大河川洪水ハザードマップがある河川
 ア. 石狩川
 イ. 豊平川(※豊平川と精進川の合流地点から石狩川との合流地点まで)

・ 中小河川洪水ハザードマップがある河川
 ア. 豊平川上流(概ね150年に1回程度起こる大雨で330mm/3日)
 イ. 精進川 (概ね50年に1回程起こる大雨で49.97mm/h)
 ウ. 望月寒川(概ね50年に1回程起こる大雨で42.1mm/h)
 エ. 月寒川 (概ね50年に1回程起こる大雨で50mm/h)
 オ. 野津幌川(概ね50年に1回程起こる大雨で50mm/h)
 カ. 星置川 (概ね50年に1回程起こる大雨で50mm/h)
 キ. 厚別川 (概ね50年に1回程起こる大雨で36mm/h)

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6-5 河川氾濫特性の違い

・ 大河川の氾濫特性
 ア. 降雨開始から氾濫に至るまでの時間が長い
 イ. 水位上昇が遅い
 ウ. 浸水度が深い
 エ. 滞水時間が長い

・ 中小河川の氾濫特性
 ア. 降雨開始から氾濫に至るまでの時間が短い
 イ. 水位上昇が早い
 ウ. 浸水深がさほど深くはない
 エ. 滞水時間はそれほど長くない

近年頻発している局所的な集中豪雨では、中小河川の増水等の変化が急激となる。したがって、行政機関からの情報が間に合わない場合も考えられる。

2008年7月28日に神戸市の都賀川は、1分間に1m30cmもの急速な水位の上昇で16人が流された。11人は消防団や民間人により救助されたが、小学生2人と保育園児1人を含む5人が死亡している。

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6-6 避難時の課題

・ 平成21年8月の台風9号による兵庫県佐用町の被害
 ア. 佐用川の支川の中小河川の氾濫により浸水被害が発生
 イ. 急激な増水の為、避難時にはすでにひざ下まで浸水
 ウ. 犠牲者20名のうち、12名が避難途上で用水路の濁流に流され9名が
  死亡している

・ 浸水状況に応じて、外出(避難行動)を中止することも必要である。
 ア. 浸水がひざ上まであり歩行が困難
 イ. 足元が見えない
 ウ. 用水路で流速が早い

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6-7 これまでの反省から

中小河川の洪水時には、地域住民自らの状況の応じた判断・行動が求められる。

ア. 増水や浸水など状況変化が急激であるため、公的な情報に加え、付近の状況変化に
  も配慮が必要。

イ. 避難時または避難途中で浸水に気が付いた場合は、避難行動を誦祝するなど、臨機
  応変な対応が必要。

ウ. 避難勧告が出たからと言って、全住民の適切な対応行動はできない。

エ. 避難勧告が出たときは、立地条件・家屋構造・家族の条件などを個人の判断で考慮
  すべき。

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7 洪水ハザードマップ

2011(平成23)年4月に札幌市の区ごとにまとめた「札幌市中小河川洪水ハザードマップ」を公表配付しました。区の地図には浸水が予想される区域が表示され、洪水時の避難場所がわかるようになっています。さらに、危険を避けるために洪水から身を守る鉄則と判断、正しい行動のために洪水での避難に関する疑問などが網羅されています。

札幌市中小河川洪水ハザードマップは区役所で入手できます。ご家庭に必ず常備され、気象警報や注意報が発令されるたびに内容を確認してください。また、下記のアドレスからダウンロードすることもできます。
 「 http://www.city.sapporo.jp/kikikanri/chusyokasen.html 」

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7-1 気付きマップ

居住している地域や自宅付近の河川の氾濫や内水氾濫による危険区域など、避難の際に危険となる個所を事前に地図で確認してください。

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7-2 浸水予想マップ

ご自分が居住している地域やご自宅付近で、どの河川がどの程度の浸水になるのか確認するための地図です。

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7-3 逃げどきマップ

洪水時には適切な行動が大切です。いつ、どのように避難すべきかなど、ご自身とご家族を洪水から守るための参考になる地図です。

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